結婚指輪を「左手の薬指」につけるのはなぜ?
結婚指輪を「左手の薬指」につけるのはなぜ?
結婚指輪を「左手の薬指」につけるのはなぜ?
「結婚したら左手の薬指に結婚指輪を身につけるもの」というのはなんとなく当たり前に知っていることかと思います。
でも、なぜ結婚指輪を左手の薬指につけるのかについてはご存知ない方も多いのではないでしょうか。
男性には、「妻に言われたからなんとなくつけている」という人もいるかもしれません。
左手の薬指に結婚指輪をつける理由を知ると、結婚指輪の大切さがわかってきます。
そもそも結婚指輪をつけるのはなぜ?
左手の薬指に結婚指輪をつける理由についても知りたいところですが、そもそもなぜ結婚した証に結婚指輪を交換するようになったのか、その歴史を知っていますか?
結婚指輪の起源は、古代ローマ時代にローマ教皇が結婚の誓いのしるしとして鉄の指輪を贈ったことだと言われています。
硬い鉄は愛の強さを表すとされ、鉄の指輪をつけたそうです。
その後、13世紀ごろに司祭に立ち合ってもらう形の結婚式を、16世紀ごろに教会で結婚式を挙げる習慣が生まれ、結婚式で指輪交換を行うようになったのだとか。
さらにそれが日本へと伝わったのは約50年前からと、意外と最近のことです。
結婚指輪を左手の薬指につけるようになった理由
結婚指輪を左手の薬指につけるようになった理由はいくつかあります。
一つは、古代ギリシャでは心臓は人間の心を司る場所で、左手の薬指は心臓につながっているため心をつなぐという意味があったという説。
古代エジプトでも同じく左手の薬指が心臓につながっていて、この指を流れる静脈は愛の血管だと考えられていたため、左手の薬指を「指輪をする指」だと決めていたという説があります。
左手は右手よりも心臓に近いので、心とつながっていると考えたのでしょう。
また、ドイツでは婚約指輪を左手の薬指にはめ、結婚式で右手にはめ直すという習慣があったこともあります。
ヨーロッパでは、薬指は「愛情」を意味する指という考えが根付いていたことが、結婚指輪を薬指にするようになったことにつながったと言えそうです。
心をつなぐための結婚指輪
普段アクセサリーを身につける習慣がないと、結婚指輪を身につけることにも違和感があり、結婚しても指輪をしないという男性もいます。
でも、その指輪がパートナーとの心をつないでくれていると考えるとどうでしょう。
結婚指輪がとても神聖なものに思えてきませんか?
パートナーとの絆を大切にし結婚生活を円満に送るためにも、結婚指輪の歴史や、左手の薬指にはめる意味を知っておくといいかもしれません。